東京共創言語進化学講座2019 2019年3月11~13日(東京大学駒場Iキャンパス)
春の息吹が感じられる駒場にて、本領域研究の基礎からやや高度な知識の習得を目的として計画班代表および領域に関わる最先端の研究に携わる3名の著名な研究者を海外から招聘して、三日間にわたる講座が開かれました。領域内外から120名を超す参加者が集う中、やや過密なタイムテーブルに組み込まれた講義にも関わらず倦むことなく熱心に傾聴し、盛んな質疑応答が繰り広げられました。<プログラムはこちらをクリック>
初日夕方からは40名によるポスター発表も行われました。ポスター賞受賞者は下の通り。<全ポスター発表者リストはこちら>
■最優秀賞2名
水原 誠子 東京大学・大学院総合文化研究科・D3
「鳴禽はシラブルごとに歌を聞くか?:オペラント課題による検証」
米納 弘渡 名古屋大学・大学院情報学研究科・研究員
「認知とコミュニケーションに関する言語能力の進化に個体学習と社会学習が与える影響」
The Effects of Individual and Social Learning on the Evolution of Cognitive and Communicative Aspects of Language Abilities
■優秀賞3名
古川 慧 東京大学・大学院総合文化研究科 言語情報科学専攻・博士課程1年
「音節構造のタイポロジーと行動文法」
Syllable Typology and Action Grammar
安田 哲也 東京電機大学理工学部・プロジェクト研究助教
「進化的視点における量的含意の理解」
Comprehension of scalar implicatures in evolutionary perspectives
赤池 敬 北陸先端科学技術大学院大学・博士前期課程2年
「統語における再帰の概念分析」
Conceptual analysis of recursion in syntactic